お悩み相談:反抗期の対応
○質問
反抗期の親の対応のあり方を悩んでいます。中高生の時、親に言われてよかったこと、嫌だったこと、これは言わない方がいいなど教えてください。
○回答
・S先生
私の親はよく、「あやかは生まれた時から反抗期」と言っていました。
なので、この時期が反抗的だったよね!と言えるような反抗期は私にはありませんでした。
実家を離れた今になってやっと、親から「落ち着いたね」と言われるようになったくらいです笑
そんな私が親に言われて拗らせたな、自分が親になったら言わないようにしたいなと思うことは、
「そんなこと言うんだったら(そんな態度をとるんだったら)、〇〇してあげないからね」です。
〇〇の部分には、例えば、『送迎』などが当てはまります。
反抗期の子どもにとっては、○○しないからねと言われると、いいし別に!自分でやるし!親とかいらんし!となってしまいます。
私がそうで、親と喧嘩をして「高校まで送迎しないからね!」と言われた次の日に、秋田県、大雪警報の中、片道1時間の道を制服の上にスキーウェアを着て歩いて高校まで行き、部活後の夜9時過ぎにまたスキーウェアを着て1時間かけて帰ってくるというねじ曲がった反抗をしてしまいました。
めっちゃ心配のLINEが来たのにガン無視して・・・
親はかなり私に手を焼いていただろうなと今になって思います。生きた状態で大人になるまで育ててくれてありがとう。
しかし、私はこの言い方をされたときの、何か条件をつけて従わせようとしてくる感が、さらに反抗期ゆえの親ムカつく!に繋がってしまっていたような気がします。
なので、条件「○○してあげないから!」や逆の「○○してあげるから」は反抗期の子どもには言わない方がいいと思います。
もちろん、その他の時期の子どもに対してもあまりよくないのかなとも思います。
「いい子にしていないとサンタさんが来ないよ!」みたいな…
以上、反抗期の時に私が言われて嫌だったことでした。
・U講師
参考サイト
https://ac-counseling-osaka.net/conditional_love/
https://kodomo-manabi-labo.net/double-bind
・H講師
現在、県外の大学で寮生活をしている人からの回答です。
自分で反抗期があったかわからないのですが、両親と離れて暮らしはじめてから凄く考え方が変わりました。
中高生の時 言われてよかったことは、当時は聞いてるようで聞いてなかった、息子を想って発してくれた言葉たち。
「勉強しなさい」とか、中高生には鬱陶しいだけですが、親目線に立ってみると子供の身を案じてる言葉なのでは⁉と後から思いました。
嫌だったことは色恋沙汰ですw
子供に自己投影?しすぎて、子供に何かを強要することは言わない方がいいと思います。(ピアニストの清塚信也さんはこれで大成していますが、、、
常に一緒に生活しているとだんだんと会話とか雑になりがちですが、ここ最近は親の凄さを感じて、当時の言動について考えさせられます。
でも、中高生の時の僕は両親の話はほとんど聞いていなかったようなものです。
ですから、反抗期だからといって普段の様子と大きく変わらず接してよいと思います。
お子さんを想った言動はのちに理解される日が来ると思います。
・H先生
反抗期の親の対応のあり方を悩んでいます。中高生の時、親に言われてよかったこと、嫌だったこと、これは言わない方がいいなど教えてください。
嫌だったこと
・進路や将来の夢を言った時に「もっとちゃんと考えろ」「世の中甘く見るな」と言われた時は傷つきました。
夢物語のような目標を言うと大人としては「もっと現実を見なさい」と言いたくなりますが、本人は真剣なのです。人生経験が浅く、視野が狭いだけで。
進路選択が迫るなかで結論を急ぐあまり上記のようなことを言ってしまうと、「自分の身の丈にあった、安定した仕事でなければ」という価値観が固まってしまい、結局就職活動で自分のやりたいことが分からなくなり困ってしまいます。
ではどうしてほしかったかというと、一旦その夢は受け入れて、「じゃあどうしたらなれるか」「どう調べればよいか」「実現にはどれくらいの時間とお金が必要か、倍率はどれくらいか」といった深堀を一緒にしてもらえればうれしかったなと思います。
その過程で「自らの判断で」、その道を選ぶ、またはあきらめる経験ができればよかったなと思います。
・見た目を気にし始めたころに、「チャラチャラするな」「もうそんな年頃なんだねウフフ」と言われたのが嫌でした。ルッキズムに振り回されて安易に整形したがったり、過度に痩せようとするのでないかぎり、気にせず見守っていてほしいです。
よかったこと
・やっぱりなんでも褒められて頑張りを認められると嬉しいです
・家事をした時に感謝されたり、「おかげで助かるわ」と言われたとき、人を助けたときの喜びを学べた気がします
・「〇〇なところがあなたのいいところ」と、言葉にして長所を言ってもらえると、年をとっても心を温め続けるおまもりみたいに大事な記憶になります
・受験前日にカツ丼を作ったり、受験応援系のお菓子をしこたま買って飾ったり、塾帰りに普段は買わないスイーツを買ってくれたりした時は嬉しかったです
---
私は反抗期という反抗期はありませんでした。
長子でしつけに気合が入っていたのか笑、妹たちよりも色々なものを制限され我慢した記憶があります。
反発するのをやめようと思った瞬間は明確に覚えています。
・権力は親にある。親の言う事は正論だし、何を言っても負ける。反抗などというパワーの浪費はやめよう
・何をねだってもわがまま扱いされる。実際金銭を稼いで養ってくれているのは親なんだから、わがままを言う権利は自分にはない
ある時点でそんな悟りを開きました。あと単純に家の空気が険悪になるのが嫌でした。
なので姉妹の中でも一番べらべらしゃべりひょうきんに振る舞うようになりました。
なんとも切ないですねぇ。
このように育ったことで困ったことと言えば、人に頼み事ができない、無礼なことを言われても怒りに変えられない、友人とまともにけんかができないといったことです。
今はかなり克服しましたが。
育ててくれている親に感謝するのはもちろんですが、だからといってわがままを言う権利がないなんてことはないはずです。反抗期がないのは健全ではないと思っています。
また、親元を離れて生活する経験は親子の関係改善にもつながります。
ある程度の年齢になったら放流するのがいいと思います。
・G先生
ちゃんとした反抗期はなかった気がするんですが、中高校生の頃に親に言われて嬉しかった言葉は褒め言葉全般で、嫌だった言葉は「○○しなさい!」「○○しないんだったら、家出てけ!」です。
今考えたら、○○しなさい系はやっといた方がいいやつばっかりなんですが、当時は嫌でした。
ので、○○しなさいと親に言われたことの真逆な行動とか、あえてそのような行動をしない、というようなことばっかりしてました。(追記、←もしかしてこれが反抗期?)
あとは、S先生と一緒なんですが、条件を付けて無理やり子供に行動させる系の言葉も嫌でした。そのおかげで(?)物事を損得で考えてしまう癖がついてしまった気がします。
・K裏講師
親に言われてよかったこと
・父「とりあえずやってみて、何か困ったら声かけて。」
・父「頑張れとは言わないけど、応援はしてます。」
・母「体だけは大事にして、あとはご自由にどうぞ。」
・母「結局何の仕事かよくわからないけど、楽しく過ごしてるなら本当に良いと思う。」
親に言われて悲しかったこと
・父「その一線は超えるな!(怒号)」→結果的に言われてかなり良かったこと
・母「今度実家から野菜が沢山送られてくるって✨ 」
ーーーーーー
余談
小学校低学年の頃のプチ反抗期
何が原因かわかりませんが「家出してやる!」と家を出ていく際に
父「どこまでいく?送っていこうか?」
僕「じゃあ◯◯まで」(一駅くらい)
父「近いな、もう少し遠くにしよう」
僕「えーじゃあ△△で」(二駅分くらい)
送ってもらう
父「はいよ」 →2,000円
このとき、初めて自分でお菓子を買ったり、初めて1人で電車とバスに乗って、なぜか無人販売所の人参をお土産に自力で帰ったのを映像レベルでハッキリ覚えています。ワクワク感がすごかったなぁ。
ーーーーーー
冷静に過去のことを思い返すと、親は相当な覚悟やリスクも想定した上で、信頼して放任しつつ見守ってくれてたなぁ・・・すごい器だ・・・とめちゃくちゃ尊敬してます🥺
・T先生
僕は未だに"The・反抗期"といった時期は来ていません。
嫌だったこと・嫌だと思うこと(現在進行形)
・恋愛系のことを期待される
煩わしいですw
・趣味や交友関係に関して足を突っ込んでくる
あまり根掘り葉掘り聞かれたくないです。
特に推しの事など、趣味に関しては触れないであげてください。知らずのうちに地雷を踏んでしまうことがあります。
・SNS
本当にトラブルになっている時や、法に触りそうな時以外はアカウントを探したりしないであげてください。
垢バレは人類が最も危惧していることだと思います(?)
もし僕が趣味のアカウントを見られて、それを話題にされたら二度と口を利かなくなると思います。
・「〇〇するんだったら、〇〇しないよ」系の発言
他の皆さんが仰っている通りです。
何かをそこから無くしても、空っぽになった自分自身がそこに残るだけで何の解決にもなりません。
以上、おわり。